トイレを使って流した後に便器の水が逆流して来たり、全然流れずに水位が増してきて一瞬ヒヤッとしたことがある人も多いと思います。
誰もが一度や二度、いやもしかしたら何度も同じような経験をしたことがあるかもしれません。
トイレつまりは日常的に最も起こりやすい水回りのトラブルでもあります。
毎日必ず使う上に便やトイレットペーパーを流すために、ちょっとしたつまりが発生するとそこから一気に流れにくくなって悪化してしまうこともあります。
一人暮らしなら自分だけが気を付けていればいいですが、大家族や子供の多い家庭などは家族みんなが同じように気を付けるのはなかなか難しいことです。
特に子供たちはあまり気にせずに使う子たちも多いので特に注意しておくことが必要です。
とはいえ、こうしたトラブルを完全に回避するのは難しいので、もしトイレがつまりが発生したらどうやって対処すればいいのかをしっかりと覚えておくことが重要です。
トイレつまりに対処するための道具を常に常備しておくことで、落ち着いて対処すればたいていの場合は自分で解決できることも多いです。
トイレつまりが発生したらやってみることをまとめてみました。
水位を確認してそのまま何度か流してみる
トイレつまりが発生したとしてもどんな症状かまずは把握しましょう。ほんの少しだけ流れが良くない程度なのか、全く流れない、もしくは逆流してくるような状態なのか、によって対処法も変わってきます。
流れるけれど少し時間がかかる程度の軽傷であれば、そのまま何度か流すだけで解消できる可能性があります。水位が通常の位置まで戻るのを待ってから、もう一度流してみましょう。
何度か流してみて明らかに改善しているようであれば、様子を見ながらそのまま使っても問題はないでしょう。
但し、同じような症状が続くようであれば、もう少し本格的に対処する必要があります。
水位が戻らない、全然減らない場合
流しても全く流れない、もしくは水位が全然元の状態に戻らない場合はかなり重度のつまりが発生している可能性も捨てきれません。
その場合はラバーカップを使ってみるとかなり高い確率で解消されることがあります。
ラバーカップはもはやトイレの必需品と言っても過言ではないでしょう。どこの家庭のトイレでもたいていラバーカップは常備しているところが多いですが、引っ越したばかりの家などまだ家に持っていないところもあるかもしれません。
もしラバーカップがないのであればすぐにホームセンターに走りましょう。ラバーカップはトイレつまりの解消にはなくてはならない必需品です。
水位が全然戻らない時でもラバーカップを何度か使えば一瞬で流れる場合もあります。長年蓄積されたようなつまりが原因の場合は、解消されたとしてもその場限りでまた同じような症状が現れる可能性もありますが、直近に流したものが原因で詰まった場合はなどは、ラバーカップだけで完全に解消されることも少なくありません。
ラバーカップを使っても全く流れないような場合は、素人ではそれ以上直せる可能性はかなり低くなってしまうため、トイレのつまりを専門にやっているような水道業者さんに依頼する方がいいしょう。
いちおう流れるけど流れが悪い場合
ラバーカップなどで一旦は解消はしたけどイマイチ流れが良くない場合や日常的に流れにくいことがよく起こる場合は、その原因となっているものが排水管のどこかで詰まっている可能性があります。
つまり、配水管の中の小さなつまりが水の流れを悪くしていて、それが原因で常につまりやすいような状況になっている可能性が高いということです。
その場合は原因となっているパイプの中をきれいにする必要があるのですが、ラバーカップで完全に解消できない場合は市販のパイプクリーナーなどを使うと良いです。
パイプクリーナーは吸引力や圧力が非常に強いため、ラバーカップではビクともしないような固形物のつまりでも簡単に解消できることがあります。
パイプクリーナーといってもピンとこない人が多いかもしれませんが、原理としてはラバーカップと同じような構造で、使い方も簡単です。一般的に真空式パイプクリーナーと呼ばれて、ホームセンターでも販売されています。
トイレつまりが起こったら・・・
比較的簡単に自分でも対応できるような方法としてはここまで挙げたやり方が一般的です。他にもワイヤー式のトイレクリーナーを使ったりする方法もありますが、ここまでやって解消しないようなら、できれば業者に依頼したほうがいい場合もあります。
一時的な物ならいいですが、もしかしたら素人では絶対に解消できないようなトラブルが発生している場合もありますので、早めに業者に相談する方がトータル的に安くなる可能性もあります。
また東北などの寒い地域では排水管の結露などが原因でつまりや亀裂などが生じたりしていることもあります。特に寒い季節の場合は東北のトイレ修理に関しては早めに対応業者を探したほうが無難でしょう。