歯のお手入れと歯石除去

歯医者さんに行く時ってどんな時ですか?歯が痛くなった時に行くという方も多いのではないでしょうか?

もちろん虫歯になったら歯医者さん、デンタルクリニックへ行って治療してもらうというのは当然です。そして、数回通って虫歯の治療が終わったら通院を止めてしまうものでしょう。

でも、デンタルクリニックで受けられる施術ってそれだけではないんです。デンタルクリニックでは虫歯の治療のみならず、歯の健康のためのトータルサポートもしてくれます。

「毎食後ちゃんと歯を磨いているからトータルサポートなんていらない!」などと思っていませんか?どれだけきちんと歯を磨けていても完璧ということはありません。少しの磨き残しが積み重なって虫歯や歯槽膿漏を引き起こします。

それらを防止するために、デンタルクリニックでは、プロの知識と技術でメンテナンスをしてもらえるのです。また、定期的に通うことで、もし何かお口の中で異変があった場合すぐに歯医者さんに気づいてもらうことができます。

治療・治癒というデンタルクリニックだけでなく、予防歯科という観点からくる毎日の歯磨きの仕方、歯磨きでは磨ききれない歯垢を取り除くデンタルクリーニング。美容歯科という観点から、歯をより美しく見せるホワイトニング、など。健やかで美しい歯になれる施術が揃っています。

歯も自分のからだの一部です。定期的にメンテナンスをしていつまでもキレイで健康な歯を守っていきましょう。

 

なぜ歯磨きは必要なのか

 

なぜ歯磨きが必要なのかというと歯肉炎や歯周病、虫歯、歯槽膿漏、歯石が溜まる原因にもなるからです。

菌が繁殖して口臭の原因になるともよく聞きます。中には、糖尿病になりやすいとも言われていたり、歯磨きなしでは、日常にも支障が出ていたりします。歯磨きしても口臭がどうにもならない方もいますが、それは口の中の菌が繁殖しているのが原因でもあります。

そういう時に普通のマウスウォッシュや、ブレスケアなど使う方もいますが、全くの逆効果です。

私が前に試した事のあるマウスウォッシュは口の中で10秒から30秒くらいかけてうがいしそのまま外へ出すと物凄い量の原因菌というものが出てきてびっくりしたくらいでした。次の日にはどぶのような匂いが軽減されていました。

歯磨きでも、よく唾液を傷口にかけると消毒になるとよく言われていましたよね。実際その通りで、唾液は口の中の原因菌を消毒して口臭を防いでくれます。つまり口の中の唾液が少ないと、口の中の原因菌が増えてしまって、匂いがきつくなってしまうという事です。なので唾液を増やすにはやはり歯磨きが一番という事です。

ちなみに歯磨きをする時のコツとしては前歯に歯ブラシを縦にして磨くと前歯の隙間もきちんと磨けるので歯石ができにくくなります。

また、日頃から磨いていないと歯石は歯の隙間だけではなく、歯茎の中にも出来てしまうので歯肉炎の原因になってしまいます。なので歯や歯の隙間だけでなく歯茎にも優しく磨くように意識して行うと最初に言った虫歯、歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病、糖尿病を防ぐことに繋がるので一緒に頑張りましょう!

 

虫歯になりやすい子どもの歯を守るには

 

大人と比べると、子どもは虫歯になりやすいと言われています。一度虫歯になってしまうと、子どもの歯は進行も早く、治療に通うのも大変ですよね。子どもが虫歯になりやすい原因をしっかり理解していれば、防ぐことができます。

原因の一つとして、子どもの歯にエナメル質が少ないことがあります。エナメル質は歯の一番外側で、虫歯から歯を守る役割を果たしていますが、子どもの歯はこのエナメル質が少ないために歯に穴があきやすく、虫歯が進行しやすいのです。乳歯が生え始めたら、毎日の歯磨きとフッ素塗布をすることで虫歯を防ぐことができます。

次に、きちんと歯が磨けていないということが挙げられます。正しく歯が磨けいれば、虫歯のリスクはぐんと下がります。しかし、多くの保護者の方にとっては、すぐ動き出す子どもの歯磨きは難しいものでしょう。歯科医院で年齢にあった歯磨きの指導を受けるのも効果的です。

また、子どもが自分で磨けるようになっても10歳くらいまでは保護者の方が仕上げ磨きをしてあげるのが望ましいです。

最後に、子どもの虫歯の原因で多いのは「ダラダラおやつを食べてしまう」ということです。

特に、甘いお菓子を長い時間をかけて食べていると、虫歯リスクの高い状態が持続することになります。唾液による再石灰化や自浄作用が追いつかなくなり、酸が出続けてエナメル質の破壊が進んでしまいます。おやつは長くても30分で食べ終わるようにし、歯磨きもきちんとしましょう。

原因を把握して日常的に予防を心がければ、虫歯は防ぐことができます。さらに、小さな頃から習慣化してしまえば、将来的にも虫歯リスクの低い状態を保つことが可能となります。

 

歯に付く石を防ぐには!

 

歯には石のような「歯石」と呼ばれるものが付着するのをご存じでしょうか。色は白いことが多く、下の前歯の裏側によくつきます。この石は顕微鏡で見ると非常にでこぼこして複雑な形をしています。口の中に住んでいるばい菌の格好の住処になります。

口の中のばい菌には、何も悪さをしないものもいますが、虫歯を作るばい菌や歯周病を引き起こすばい菌など、有害なばい菌もたくさんいます。歯茎の近くに付着した歯石に歯周病菌が付着してそこで増殖しだすと、歯茎が腫れ、歯を固定しているじん帯や骨を破壊し、歯周病を発生させます。

歯周病が進行すると歯が動き始め、ぐらぐらしだしたころに歯医者にかけこんでも、時すでに遅し!とういこともよくあります。歯周病の治療は昔よりもずいぶん進んでいて、破壊されてしまった骨を再生させるという技術もでてきています。

しかし、あまりにも残っている骨が少ないと治療するのが難しく、歯を抜くしか方法がなくなってしまいます。

ところで、この歯石は非常にやっかいもので、歯ブラシではとれません。スケーラーとよばれる特殊な刃物でこそげ落とすか、超音波をつかって振動で破壊するのが一般的です。

いずれの方法も特殊な装置や熟練した技術を要するものなので、自分で何とかできる代物ではありません。例えば仙台であれば、青葉区の北四番丁の歯科医院にいって除去してもらうことになります。そこで、歯石対策として最も良い方法は歯石をつかないようにすることです。

歯石は歯に付着したばい菌の死骸とつばの中に含まれるカルシウムによって作られます。ですので、ばい菌を歯につけておかないことが一番の予防です。つまり、歯石予防は歯磨きなのです。

歯磨きによってこまめにばい菌は歯からこそげ落としておくことが歯石を作らない予防になるのです。歯磨きは虫歯予防、歯周病予防に重要ですが、歯周病を悪化させる要因の歯石の予防にも一役かっているのです。